「実家を相続した。まずは家の中を片付けないと」
私も最初はそう考えていました。
親が亡くなった後の実家には、家具、衣類、食器、書類など、長年の生活用品がそのまま残っています。
誰も住まなくなった家を見ると、早く整理してスッキリさせたくなります。
しかし、実際に実家じまいを始めてみると、いきなり何でも捨てるのはやめた方がいいと感じました。
重要な書類が残っているかもしれません。
自分以外の親族の荷物があるかもしれません。
そして、家を売却するなら「どこまで自分で片付けるのか」も考える必要があります。
そこで私は、本格的な片付けを始める前に4つのことを確認しました。
今回は、私自身の経験をもとに紹介します。
1.重要な書類が残っていないか確認した
私が最初に気を付けたのは、書類を簡単に捨てないことでした。
実家には驚くほど多くの紙があります。
郵便物、領収書、古い契約書、保険関係の書類、税金関係の通知……。
一見すると不要に見えるものばかりです。
しかし、その中に実家の土地や建物、相続手続きなどに関係する書類が紛れている可能性があります。
そのため私は、「古いから捨てる」と即決するのではなく、内容が分からないものはいったん残すことにしました。
特に不動産や税金、保険、金融機関などに関係するものは、確認してから処分した方が安心です。
片付けを早く終わらせることより、必要なものを間違って捨てないことを優先する。
これが私の最初のルールになりました。
2.親族の荷物がないか確認した
次に困ったのが、「これは誰の物なのか」という問題です。
実家にある物が、すべて亡くなった親の所有物とは限りません。
昔から置かれている親族の荷物など、自分だけでは判断できない物が出てくることがあります。
私も実家の整理を進める中で、親族の荷物について考えなければならない場面がありました。
こうした物まで自分の判断だけで処分すると、後からトラブルになる可能性があります。
そこで私は、
「明らかに処分できるもの」
「自分で判断できないもの」
「親族への確認が必要なもの」
を分けて考えるようにしました。
実家じまいは物の整理だけでなく、人間関係の整理も関わってくるのだと実感しました。
3.土地と建物の状況を先に調べた
家の中を片付けることと並行して、私は土地と建物についても調べ始めました。
「親が住んでいた家なのだから、特に問題はないだろう」
最初はそんな感覚でした。
ところが確認していくと、建物の登記について調べなければならないことが出てきました。
母屋だけでなく、倉庫や物置などがある古い実家では、実際の建物と登記上の状態がどうなっているのか確認する必要が出てくる場合があります。
これは、家の中を片付けているだけでは分かりません。
私はここで初めて、
「実家じまい=不用品を捨てること」ではない
と気付きました。
土地、建物、登記、家財。
これらを一つずつ整理して、初めて実家全体の状況が見えてきます。
4.売却するなら「全部片付ける必要があるのか」を考えた
もう一つ疑問に思ったのが、
「家を売るなら、家財を全部なくしてから不動産会社に相談する必要があるのか?」
ということでした。
私は最初、空っぽの状態にしなければ売却の相談はできないと思っていました。
しかし実家の片付けには、時間もお金もかかります。
特に遠方に住んでいる場合、何度も往復して自分ですべて片付けるのは大きな負担です。
だから私は、片付けと売却を完全に別々の作業として考えないことにしました。
どこまで自分で整理するのか。
残った家財をどうするのか。
どの段階で不動産会社へ相談するのか。
実家の状態を確認しながら判断していくことにしました。
「全部片付けてから次へ進む」と決めつけないだけでも、気持ちはかなり楽になりました。
私が実家の片付けで最初に決めたこと
実家を相続すると、目の前に大量の荷物があります。
そのため、
「とにかく捨てなければ」
と思ってしまいがちです。
私も同じでした。
しかし実際に実家じまいを進めてみて、片付けには順番があると感じています。
私が片付け前に確認したのは、次の4つです。
- 重要な書類が残っていないか
- 親族など自分以外の人の荷物がないか
- 土地・建物・登記がどうなっているか
- 売却を考えたとき、どこまで片付ける必要があるのか
特に私のように実家が遠方にある場合、「次に来たときにやればいい」が簡単ではありません。
だからこそ、一度に全部終わらせようとせず、捨てるものより先に「捨ててはいけないもの」を確認することが大切だと感じました。
実家じまいは、まだ私も進行中です。
これから実際に残置物をどう整理したのか、親族の荷物をどうしたのか、不動産会社へどのタイミングで相談したのかについても、このブログで記録していきます。
